雑草抜きと正義の主人公について考える

「……!や、やめろーーー!!」

「?雑魚がのこのこと。何の用かしら」

「こいつらは何も悪くないだろう!なんで命を奪うんだ」

「何も悪くない?笑わせるな。私の視界に入ったのが運の尽きよ…目障りだからこの街の住人まとめて根絶やしにしてくれるわ!」

 

…とまあ。

一般的に漫画やアニメでは、こういう圧倒的な力で無垢な住人を蹂躙する系の悪役は、最終的に主人公の正義のパワーでどうにか倒されるわけです。

が。

雑草と人間の関係はどうだろう。

雑草が庭に生えていて、人間の命を脅かすことはない。

人間が食べて命をつなぐために雑草を抜くわけではない。

人間が雑草を抜く理由は、「邪魔だから」。

これって冒頭の理不尽な大量殺戮と大して変わらない気がする。

そして、雑草を抜くことを「よくないこと」と思っている人はほとんどいないのではないか。(一部の宗教を除けば)

こんなふうに不正義はまかり通っているというか、あたりまえというかしょうがないというか。

そもそも「雑草」という呼び名自体が「雑魚」呼ばわりしてるのと変わらないし…

って、ザコってなぜ「魚」

というのは置いといて。

ぜひとも多くの物語の主人公に雑草を邪魔だから抜いて命を奪うことについての是非を聞いてみたい。

主人公が雑草を抜くシーンってあるのかな…

 

庭の雑草を抜いていたらそんなことを考えている午後でした。

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