徳島県聞録「祖谷」〜神奈川県人からみた徳島〜

私は今、「おてつたび」で徳島県に来ています。

現地のスタッフはほとんど徳島県人です。

滞在も2週間を超えてきて、いろんなものを見たり聞いたりしたので、神奈川県人の視点でまとめていこうと思います。

方言

全体的には関西っぽい訛り。

「〜やけん」など土佐弁っぽいのがよく出る。

やってはいけないことは「〜したらいかんのです」と言う。

マクドナルドのことは「マック」と言う。

阿波弁というものは存在するが、あまり出てこない。

神奈川県のことを、「あ〜、東京ね」と括ることはない(うれしい)。

進学先は出て大阪。

修学旅行先が東京で、ついでに箱根とかに来たことがあることが多い。

四国の他県に対抗心を燃やしたりはしないっぽい。

徳島の観光スポットを聞いても、「鳴門の渦潮?うーん、徳島なんもないからなあ」と言う。

交通手段

高知と香川を縦に結ぶ「土讃線」、徳島県北部を横に走る「徳島線」、海岸沿いを走る「牟岐線」以外に電車はない。

電車の走っていない中央部はほぼ山道であり、かろうじてバスは走っているが、1時間に一本あるかどうかくらいしかない。

かなり距離を走るので運賃は初乗りでも400円くらい、始発から終点まで乗ったら1000円を超えることも珍しくない。

道路

メインの道は2車線分の幅がある。

車線の境目は書いていないこともある。

山に入っていくと一車線しかなく、すれ違えないため、少し広くなっているところまでどちらかが譲るしかない。

カーブが多いので、対向車がギリギリになって見えて、ヒヤヒヤする。

カーブミラーが曇っていたり角度が微妙だったりして、あまり使い物にならない。

ほぼない。

私の滞在している旅館の周辺には、こじんまりした小さな食料品店や、薬局、郵便局くらいはあるが、コンビニとなると10km以上先で、スーパーはさらに遠い。

徳島の中でも西の県境側なので、大きな買い物をするときは高知か香川まで行くらしい。

気候

山間部なので、平地より少し涼しい(?)

天気予報にない雨が急に降ることは少ない。

森と川がすぐそこなので、そこまで乾燥しない。

動物

鳥がよく鳴いている。

木が揺れたと思ったら猿がいる。

雨の日はでっかい青いミミズに遭遇する。

植物

植生は関東よりちょっと温暖湿潤なやつかも。

その辺に高級といわれる山菜が普通に生えているらしい。

昔は登下校時の子どものおやつであり、親が塩を持たせてくれたらしい。

山なので普通にいる。

窓を開けたら入ってくるので換気がしにくい。

1cm弱の小さいカメムシをよく見る。

蝿もGも出る。

大歩危周辺の川は本当に緑色。水は透明。

旅館周辺は街灯が多いがそれでもたくさん見える。

ただ星が見えるほど天気がいい日が少ない。

まとめ

田舎は田舎でも、東北の田舎より湿度がある田舎。

自然しかない。

空気も水もきれい。

仕事が確保できるなら、神奈川の郊外よりずっといいとこだと思う。

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