鳴門市のお城(もどき)が見える妙見山にある美術館、NFT鳴門美術館。
元は「ガレの森美術館」でしたが、2021年に新しいコンセプトでリニューアルしたようです。
おてつたびで近場に来ていたので見てみることに。
入館
自転車で移動していましたが山の上なので坂がきつく、途中からは押して歩き、到着。
ちょうど2024年6月24日~7月30日の期間で「アール・グラージュ展」という特別展を開催していたため、入館料が大人800円ではなく1800円になっていました。
なんでも滅多に見られない絵画をがんばって取り寄せたんだそう。
アールグラージュ展
確かに初めて見る芸術でした。
一見普通の絵画なのですが、なんとこの絵、時間の経過で変化するのです。
見てもらった方がわかりやすいかと思うので、撮影可の絵を撮ってきました。



一枚の絵が、朝焼けから、早朝に。
そういう動画が写っているわけじゃないですよ!
額縁に入っているのは全くアナログな絵です。
特殊な顔料を使用してあり、額縁の上についているライトによって色が変わって見えるのです。
おもしろくないですか。
絵の変化はループするため、平面の絵にループ時間軸を加えた、2.5次元の絵といったところでしょうか。
変化を楽しむことができる、ありそうでなかった新しい絵画の形なのです。
この絵は一階の和室にある絵ですが、2階の展示室には他にも、
- 昼の風景が夜になって星が浮かび上がったり、
- 人物に後光が差したり、
- モノクロの絵に色がついたり…
様々な種類の変化が起こる絵が数十点展示されていました。
どれも変化の様子にじっと見入ってしまうものばかり。
夕日が沈むのを眺めているような、なんというか言葉では表現しきれない魅力があります。
ぜひ実際に見てみてほしい。
綺麗なBGMもかかっていて、変化する絵と自分のいる空間そのものをリラックスして楽しむことができました。
館内の様子
外が暑かったので館内は涼めるかと思っていましたが、なんと冷房がないようです。
扇風機とスポットクーラーが稼働していました。
汗をかかない程度には快適な室温になっていました。
土曜日の午前中でしたが人はほとんどおらず、ガラガラでした。
おじさんが出てきて館内を少し案内してくれ、冷たい麦茶をくれました。
常設展示の一部もあり、ガレ作品や描いた人の国では見るのに大行列だったというオオタニさんの絵、3億で落札されたアーティストのヘルメットなどがありました。
まとめ
アール・グラージュ展は…
見る価値あり!
日本では滅多に見られないタイプの絵画で、新鮮な経験でした。
ぜひ実際に体験してみてほしいです。(もうすぐ終わっちゃうけど)終了しました
常設展ではなかったため、NFT鳴門美術館自体がどのような美術館かはやっぱりよくわかりませんでした。
坂の上なので車で行くのがおすすめなのと、冷房がないことに注意です。
以上、何かのお役に立ったら幸いです。
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